CDの紹介です。
今日は、僕の大好きなマイルスの即興演奏CD!
MILES DAVIS ~Ascenseur Pour L'echafaud~です。
シネ・ジャズ定番の1枚。 本作はフランスの女優、ジャンヌ・モローの主演映画「死刑台のエレベーター」のサウンドトラックとして使われた楽曲集です。映画のストーリー自体はジャズとは全く無関係ですが、作中に漂うダークな雰囲気と人物の心理描写など、物語のクライマックスにかけての盛り上がりが、マイルス・デイビス率いる楽団の即興演奏によって巧みに表現されています。
前半の劇中サウンドトラックに加え、後半にはキャノンボール・アドレー、ジョン・コルトレーン、ビル・エバンスなどの大御所達を迎えたセッションによる名演を収録。
公演の為にパリを訪れていたマイルスがルイ・マル監督からの依頼を受けて、映画をパーッと観ながら即興で演奏した作品です。インスピレーションのままにトランペットが縦横無尽です。
ジャンヌ・モローの息遣いにも似た官能性も感じ、ゾクッときてしまいそうです。
この完全盤には未収録テイクも含まれている何とも有り難い1枚です。
当時のシネ・ジャズ・ブームを象徴する歴史的名盤。
from "Ascenseur pour L’echafaud" 1957 France
1957年フランス映画 「死刑台のエレベーター」
Cast(配役) Maurice Ronet モーリス・ロネ (Julien) Jeanne Moreau ジャンヌ・モロー (Florence) 監督Louis Malle ルイ・マル 音楽Miles Davis マイルス・デイヴィス
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